アップルCEOティムクックと言う人物を垣間見る

カリフォルニア州パロスベデスで開催のD10カンファレンスで行われたインタビューで、
ティムクックと言う人がどのような考えを持っているか垣間見れました。

ジョブズ氏について聞かれたクックは、「彼が亡くなった日は間違いなく私の人生のなかで
最も悲しい日でした。」と答え、さらに「スティーブは天才かつ幻想家でした。
彼は他に代えようがない人。彼の代わりが現れることはないでしょう。
私がスティーブにならなければいけないというプレッシャーを感じたことはありません。
それは私ではありませんし、私の人生の目標でもないのですから。」と続けた。

ティムクックは、ジョブズを尊敬はしていたが崇拝はしていなかった事が感じられます。

自身のCEOと言うポジションについては「私は毎日、いろいろな製品を作っているチームと
共に過ごしています。それは私にとっての酸素のようなものです。
それだけ強い想いを抱いています。」と答えています。

引き続き、製品作りがアップルの中心である事を示していますね。
ただトップダウンだったジョブズと比べると、軸作りが難しそうです。

自らの目標は「ただ素晴らしい製品が作りたいだけです。」と発言。
具体的な発言を避けたのはWWDCを控えての事でしょうかね。

それとももっと大きな構想を持っていて、それを話すタイミングではなかったのでしょうか。
　
ソーシャルについては、facebookとのネイティブ連携はiOS6に盛り込まれる予定だと話しています。

既存の音楽SNS「Ping」はそれほど重要視していない模様。

ソーシャルネットワークをアップルが持つ必要がないと話していることからも分かります。

ただ、アップルがソーシャルである必要はあるとも話しているため、
写真SNSの噂は自前ではなく他社とのサービス連携かもしれませんね。

最後にグーグル・メガネについては、非常にクールだけれどもクールなだけでは生き残れない。
人の行動を変えられるものでなければ。と発言している辺りから、
ジョブズ同様に思想を大事にし、ユーザーエクスペリエンスを追求する人物なんでしょう。

ジョブズが実行してきた事が、企業文化として根付いている事を感じさせる発言で、
今後のアップル製品にも期待が膨らみます。

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タグ：アップル Apple ティムクック Ping Facebook ジョブズ WWDC